7 03, 2014

Aerial Filming

Room #6 Video Room おすすめ空撮動画 by 稲葉直幸 ネクストレベルを目指す前にチェックしておきたい空撮動画を12本集めました。 Session FreeRide avec Xavier De Le Rue 空撮ツール:ドローン ザビエルが参加したドローン実地試験プロジェクトからの映像。スイス・ヴェルビエのテクニカルな地形でドローンカメラのポテンシャルを探るべくプロ用機材を使ってテスト。結果は「アメージング」 DroneContrast : Backcountry skiing 2014 空撮ツール:ドローン 快晴無風のワイドオープンバーン。小型ドローンの飛行に理想的な条件。 中〜緩斜面の新雪コンディション。遅い速度のドローンにも適した条件。 Drone POV Crash in Highlands Bowl 空撮ツール:ドローン たとえ理想的な飛行環境でも、突風やトラブルによる墜落リスクはある。保険加入は必須。 朗報はドローンカメラとしてのGoProの堅牢性。スカイダイビングの飛行機から落ちたときの衝撃にも耐えられる。ただし豚の餌やグリズリーのおもちゃになるリスクあり。 WE ARE THE FACTION COLLECTIVE. #S01E03. 空撮ツール:ドローン 一部ドローンショットが使われているスプリングシーズンのジャンプセッション。 俯瞰ショットばかりがドローン空撮の利点ではない。対象物と同レベルの高さからの映像も新鮮な感覚を生む。 追尾だけがドローンシステムの利点ではない。対象物と交差する軌跡による動的なアングルも可能。 また小回りのきくドローンはスキー場の中でナチュラルヒットを狙った撮影に最適。安全面でもコスト面でもメリットは大きい。 Aidan Sheahan - "Insight" 「アクションスポーツはメンタルゲームだ。トリック、バリエーション、ランディング。どれも心の中のビジョンや夢を具象化することから始まる」 空撮ツール:ドローン 積極的にドローンを使ったパークエディット。 HEXO+のディレクターズキット機能を使えば、主演・監督・カメラマンの一人三役も不可能でない。物語の幕引きを演出するアウトロ(03:58〜)のカメラワークもアイディア次第で可能になるかも。 Bird's Eye of a Burn 空撮ツール:ヘリコプター 樹木を焼き払った森のツリーラン。スキーヤーを真上からとらえた構図が独創的。まるで抽象画のよう。 障害物を自動回避する機能を実装しないドローンでもこのアイディアは使えそう。日本の森では残念な結果になりそうだが。 BLINK OF AN EYE - Aksel Lund Svindal 空撮ツール:ヘリコプター ダウンヒルレーサーのスピードにドローンはついていけない・・・ BLINK OF AN IDEA フリースキーのモノサシ The Group Shred (from All.I.Can) 空撮ツール:はしご、ヘリコプター 派手なVFXに目を奪われるが、撮影手法はアナログ。俯瞰ショットはあくまで演出上のワンポイント。空撮シーンばかりではつまらない。 Tree People - One For The Road - Almost Live Episode 5 空撮ツール:ケーブル 林間に張ったケーブルを巧みに移動して被写体を動的なアングルでとらえる森人類。オランウータンに負けない移動スピードをもつ。 こうしたマンパワー頼りの撮影の代替策にドローンシステムはなるか? SKIPOPOW - Teaser 空撮ツール:パラグライダー 映像のスピード感がすごい。スキーヤーのリズムに合わせて撮ることは難しそうだが、独特なリズムが生まれている。 Thinlines 空撮ツール:スノーカイト アナログだが一番堅実な自動追尾システム。固定アングルは単調にならざるをえないが。 脱ヘリスキー作品 IMAGINE: first ever wingsuit flying above skiers 空撮ツール:ウィングスーツ、パラグライダー ウィングスーツで地表すれすれを滑空し、アルプスの氷河を滑走するスキーヤーとスノーボーダーの先行集団を追い越しざまに撮影。ネクストレベルのはるか高みをいくが、賛否両論巻き起した。 パイロットのひと… Read more

7 03, 2014

Marker "King"

Room #6 Buzz 「マーカーのテックビンディング開発」怪文書 by 稲葉直幸 バックカントリースキーの老舗ブログWild Snowを運営するルー・ドーソンさんの元にあるスパイ情報が寄せられた。6月初旬オーストリア・チロル地方のスチュバイ氷河で謎のテックビンディングの目撃したと。 匿名メールの差出人L.R.によると、フォルクルの板につけられたそのテックビンディングは、G3の来期モデルIONに似たフロントピースとリフター2つが付属した標準的なアルペンビンディングのヒールピースだったという。ヒールピースにはマーカーのロゴと「King…」の文字が読めたとも。 ビンディングの正体が気になったL.R.は5人組のグループに話しかけるが、はっきりとした返事はえられなかった。「来年のISPO(欧州最大のスポーツ用品見本市)に行けば分かるさ」と含みのある言い方で、最後は無視される。服装や滑りから判断するとグループの2人はアスリートで残り3人はエンジニア風だったという。 写真は撮れなかったが、状況からマーカーのテックビンディング開発チームによる雪上テストではとL.R.は推測する。 6月の時点でマーカーがテックビンディングを開発中という情報や表立った噂はない。当然メール自体がガセや嫌がらせの可能性があり、内容の信憑性はゼロに近い。 それでも・・・と思うのはメールの全文をブログにアップしたルーさんだけでなく、多くの人が期待するところだろう。バロンの重さやツアーF12の中途半端さを嘆くスキーヤーなら。 ATビンディング開発競争やマーケット拡大が進む中、メジャーメーカーにとってもテックビンディングは無視できない存在になりつつある。マーカーのテックビンディング開発はあり得ない話ではない。 デューク(公爵)、バロン(男爵)ときてキング(王)のネーミングは出来すぎた話ではあるが。 稲葉 直幸/medium@Naoyuki_Inaba ドローンブームにあおられHEXO+をプレッジ。尾根で強風にあおられ転落ショットを遺さぬようネクストレベルよりも現状維持につとめたい。 HEXO+に関する質問などありましたら、お気軽にお寄せください。 WHITE ROOMのテキストは クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。   Room #6 コンテンツ一覧… Read more

7 03, 2014

ネクストレベルなドローンがくるゼ!の巻き

Room #6 Chain's Rule こんなスキーヤーは空撮やめとけ! by チェーン・マッキー ドローン、流行ってるね。 アマゾンのベゾスは配達やるっていうし、ザビエル師は信者から金集めてひと儲け企んでるっていうじゃん。 GoPro手持ちのフェイスショット映像にうんざりなオイラとしては空前の空撮ブームきてほしいね。なんで昇天したオッサンの恍惚フェイスをハイビジョン画質で見せられにゃならんのよ。 でもさ、空からのショットだとヘタレっぷりがバレバレになるわな。オイラみたいなネクストレベル・ビッグマウンテンライダー未満のやつはドローン空撮やめとけ! たとえば、ダーパウのウサギ平をド後傾でピョンピョン滑るやつ、やめとけ。罰ゲームと思われっぞ。同じド後傾でもアルタイスキーでネクストレベルなストレートラインを目指せ! それと、シャルで雪風呂につかるやつ、やめとけ。羞恥プレイを晒すだけだって。カナダに行ってネクストレベルなトルコ風呂を目指せ! あと、リフト線下でキ声を上げるキ印のやつ、やめとけ。支柱に激突すっぞ、ドローンが。リフト線上を滑るネクストレベルなキチGuyを目指せ! おせっかいついでに言うと、ネクストレベル・ビッグマウンテンライダーでもゴジラの背にあるスパインだけはやめておけ。[ティミー](http://instagram.com/p/ndu9TKPKz_/)([R.I.P](http://whiteroomski.com/articles/05-timy-dutton/))みたいに現世のネクストレベルに逝っちまうぜ! **チェーン・マッキー** プロフェッショナル・ダミー。「もしネクストレベルなゲーマーだったらイラクのISISにドローン空爆かますゼ!」 WHITE ROOMのテキストは クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。   Room #6 コンテンツ一覧… Read more

7 03, 2014

AirDog

Room #6 Kickstarter 来シーズンに間に合う自動追尾型ドローン by 稲葉直幸 ザビエル・デ・ラ・ルーが開発中の革新的ドローンシステムHEXO+の出荷予定は2015年5月。 残念ながらハイシーズンの撮影に間に合わない。次の冬、たなびく白いスプレーを上空から撮りたいなら、同じコンセプトのドローンシステムAirDogが選択肢に入る。 こちらもKickstarterでキャンペーン中で、期限は7月26日まで。出荷予定は11月。アーリーシーズンの立山へこのサイドキックを空中散歩に連れ出すことができるかもしれない。 基本スペック 飛行時間:10-20分(飛行速度による) 耐風性:秒速14mの風まで運用可 最大時速:64キロ 操作可能範囲:300m以内 上昇限度:標高3,000m 重量:1.4kg/1.8kg(バッテリーつき) プレッジ 1195.00ドル〜(別途送料50ドル) プレッジ(「誓約」を意味するKickstarter上での投資のこと)の支払いには米国Amazonのアカウントが必要(未登録の場合、Kickstarterページ上からアカウント作成可能) 報酬:AirDog一式 セット内容 購入にあたっては「Risks and challenges」項目を読み、リスクを引き受けたうえでプレッジしてください。 エアリーシュ 被写体のトラッキングとAirDogをコントロールする追跡デバイス。 Bluetoothによる最長300mの長距離通信 ウェアラブル&防水仕様 優れた操作性(グローブをしたままでも操作可能) バッテリーフィードバック(AirDogのバッテリー残量の通知) 画像はプロトタイプ。製品版は半分の大きさになるとのこと。手首の他にヘルメットやバックバックにも装着可能。 ジンバル 滑らかな映像をコンスタントに記録するための回転台。プロトタイプのデモ映像。 カメラフォローの自動調整 カメラの水平調整 カメラジンバルの振動を分断 耐久性のある防水ケースつき 6つの追跡モード 各種設定やAirDogのコントロールはエアリーシュまたはスマートフォン・アプリから行う。 自動追跡モード 設定した距離と高度を保ちながら被写体の動きの軌道を追跡。最高時速64km。ほぼどんな種類のスポーツの動きに対応する。 相対位置追跡モード 設定した距離と角度を保ちながら被写体を追跡する。設定例:被写体から距離10m、東の方角に高さ4m。サーフィンなど直線的に移動する被写体の撮影に最適。 トラック追跡モード 予めエアリーシュが記録したAirDogの軌道をスマートフォンアプリで調整後、修正した軌道上を追跡する。カメラは常にエアリーシュを追跡する。障害物を避けるように軌道を設定することも可能。 ホバーリング 指定ポジションでホバーリングし、カメラだけがエアリーシュを追跡する。スケートパークや森林トレイルなど狭い場所での撮影に最適。 サークル 設定された半径と高度で周回しながら追跡する。カメラは常にエアリーシュを追跡する。被写体の周囲の静止物などの撮影に最適。 ルックダウン AirDogは指定ポジションで待機し、カメラを真っ直ぐ下に向けるモード。AirDogとカメラはエアリーシュを追跡しない。キッカージャンプの撮影におすすめ。 新しい追跡モードはファームウェアとアプリのアップデートを通じて随時追加される。 稲葉 直幸/medium@Naoyuki_Inaba ドローンブームにあおられHEXO+をプレッジ。尾根で強風にあおられ転落ショットを遺さぬようネクストレベルよりも現状維持につとめたい。 HEXO+に関する質問などありましたら、お気軽にお寄せください。 WHITE ROOMのテキストは クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。   Room #6 コンテンツ一覧… Read more

7 03, 2014

錯覚

Room #6 Real Deal POVマスターが語る雪崩体験と後知恵ノート by 稲葉直幸 昨年春、カナダBC州ペンバートン周辺のバックカントリー。KC・ディーンは友人カイ・ピーターソンと一緒にフォトセッションにのぞんでいた。 雪の安定性をはかるテストランの後、同じ向きの斜面に滑り込んだディーンは雪崩を誘発する。逃げ場のない急斜面でなす術なくスラブに飲み込まれ、クリフに向かって転がり落ちる一部始終をヘルメットカメラは記録していた。 当初ディーンはこの雪崩映像をお蔵入りするつもりでいた。スキームービーの中の雪崩シーンはアドレナリンラッシュとして安易に使われ、雪崩の危険に対して人々の感覚を麻痺させると考えていたからだ。 しかし友人らの助言にしたがって公開を決意する。雪崩の恐怖を広く知ってもうらうために。そして自分の失敗は誰かの役に立つはずだと。 以下はBackcountry Magazine 2013年10月号に掲載されたディーンの体験談『False Sense of Security』を元に再構成した。 錯覚 まとまった降雪がなかったところにやってきた待望の新雪デイ。前日まで不安定な傾向にあった雪の状態にディーンを含めクルー全員は警戒心をもって行動にあたった。「状態は常に変化していたから細心の注意を払う必要があった」 北向きの斜面にあるいくつかのラインに目をつけたディーンとカイ。氷河が削り出したエグい地形の大きなオープン斜面には大小クリフが待ちかまえる。 まずは一本やさしいラインで様子を見ることに。先にカイがメローな斜面を無事に滑り終える。続いてディーンがカイの右からエントリー。「スキーカットを何度も試すが不安定な感じはしなかった。そのままフォールラインに向かって滑る。何も起きなかった」 次に選んだのはクリフの上に雪がぶら下がるように張り付いた難しいライン。最初に滑るカイは神経質に雪庇を落とす。斜面を転がる雪塊。何も起きない。それから思いっきり強くスキーカットを入れる。何も起きない。カイはドロップインして狙ったラインを落とす。「全て順調だった」 5分後、ディーンはエントリーポイントに立つ。カイの場所から15mほど離れた雪庇の際。同じ方角のライン。2本のテストラン。スキーカット。雪庇落とし。カイの直前のスキーカット。グリーンライトが点灯する。「自信をもってドロップインした」 最初のターンに入ると、斜面の全貌が明らかになる。フォールラインの下方には最低でも25mはあるクリフからの虚空が広がっていた。「左へ行くしかない」 次の瞬間、世界がぐらつく。足元の雪面がクモの巣状にヒビ割れ、スキーが暴れる。スラブは急速に勢いを増す。ディーンは瞬時に悟った。「踏ん張れない」 速攻で左のシュートを滑り抜ける以外に選択肢はなかった。だがすぐに体の自由を奪われ、目の前の5mのクリフを飛び越える。「方向を見定めて着地しようにも何も見えなかった」 雪崩の奔流の中、体が3,4回転するとスキーが外れた。周りは白一色。「雪の重みは今でも覚えている。エアバッグだと思ったけど、役に立つのか全く分からなかった」 ホワイトルームの中、エアバッグのトリガーを引く。相変わらず何も見えない。どれくらいの距離を流されているのかも分からない。雪から圧力に変化を感じたとき、表面のすぐ近くまできていることを知る。「なんとか自力で脱出できそうだ」 「いつもと違うことは何もしていない。できることは全てやったと思う。それでも身を守るためにやるべきことは、どれだけあっても足りないことはない。いくら安全だと思っても、悪いことはそれでもときどき起きるものだから」 後知恵ノート まとまった降雪がなかったところにやってきた待望の新雪デイ 撮影に対する焦りや新雪への飢餓感がレッドフラッグを見過ごしたのか。あるいは見ぬふりをしたのか。 仕事への責任(コミットメント)はどう作用したか。 同じ方角のライン。2本のテストラン。スキーカット。雪庇落とし。カイの直前のスキーカット。グリーンライトが点灯する。「自信をもってドロップインした」 「状態は常に変化していた」とディーンは言うが、実際は限定的なテストの結果を過信して「誤った安心感(False Sense of Security)」を抱く心理状態に陥った。 テストの結果は安全の根拠とならない。情報のひとつでしかない。 フォールラインの下方には最低でも25mはあるクリフからの虚空が広がっていた。「左へ行くしかなかった」 いったん雪崩れたら逃げ場のない「地形の罠」をもつ斜面。滑る前にどんな戦略を立てたのか。 Real Deal 雪崩被害者の体験談「Real Deal」シリーズ グリズリー・ガウチ・アバランチ!(Room #4) 生還者が語るイーストヴェイル雪崩事故のリアル(Room #4) 稲葉 直幸/medium@Naoyuki_Inaba ドローンブームにあおられHEXO+をプレッジ。尾根で強風にあおられ転落ショットを遺… Read more

7 03, 2014

HEXO+

Room #6 Gadget ザビエルの新たなミッション Next Level Aerial Filming by 稲葉直幸 FreeOVと題された一見なんの変哲もないアクションカメラの手持ち映像。 46秒から始まる場面。急斜面を滑るスノーボーダーが4ターン目にさしかかると、突然ズームアウトするように上空からの俯瞰ショットに移行する。思わず息をのむ。カメラはスノーボーダーを追いかける動きを一瞬見せるが、すぐにカットが切り替わる。 不思議な視覚体験がえられるこの作品は、被写体を自動追尾して撮影するドローン(小型無人機。本号では複数ローターを備えるマルチコプターを指す)があったらどんな映像が撮れるのだろうという好奇心からつくられた。ドローン自体は市販品に少し改造を加えただけで、スノーボーダーの手から離れた後はオペレーターによる完全マニュアル操作によって撮られたという。 ドローンカメラはヘリコプターの予算に恵まれないプロダクションにメリットをもたらすだけでない。アクションカメラが普及しドローンが手に届く価格に近づいてきた今、一般ユーザーの間でも空撮にチャレンジする人は増えてきた。 自律飛行型ならオペレーターを必要としない。多くのスキーヤーがFreeOVのような映像を撮ってみたいと願うところだろう。この6月にローンチしたKickstarterキャンペーンがその夢を叶えてくれるかもしれない。 GoPro搭載自動追尾型ドローン クラウドファンディングで開発資金を募る米国のベンチャー企業Squadrone System社の自律飛行型ドローンHEXO+の最大の特徴は、アクションスポーツの撮影を想定して設計された自動追尾機能にある。MAVLinkプロトコルでスマートフォンアプリと交信し、行動予測アルゴリズムを使って対象物の動きを追尾するという。 GoPro専用のジンバル(ジャイロ機構をもつ回転台)を備え、ドローンカメラとして上空から高画質な映像の撮影を可能にする(デモ映像)。全長62cm、重量980gの小型の機体を安定させる6枚のプロペラによる飛行速度は最大時速70キロになり、急斜面を滑り降りるスキーヤーが被写体でもフォローしてくれるだろう。 HEXO+の操作はスマートフォンのアプリから行う(イメージ映像)。ライブビューで高度や距離、アングルを確認したり、ドローンのポジションをアバターを使って変更できる。 50万ドルの中間ゴールを突破し、ディレクターズキットがアプリの機能に追加された。ドローンの動きをカスタム制御することで、クレーンやドリーを使ったようなダイナミックなカメラワークを実現するという。 プロモーション動画を見ての通り、撮影にはオープンスペースを必要とする。センサーで障害物を感知して自動回避する機能は実装されておらず、ツリーランには適さない。バッテリー駆動時間は15分とかなり物足りない。 プロトタイプはまだ開発段階の初期にあり、最終製品版の飛行性能や自動追尾の精度は明らかでない。冬山の厳しい環境の中でどれだけ実践に耐えられるのか。2015年5月のデリバリーに向けて課題は多い。 それでも期待感の方が勝るほどHEXO+のコンセプトは魅力的だ。キャンペーン開始から1時間足らずで目標金額の5万ドルに達し、その後も100万ドルの大台へと順調に資金を積み上げる人気ぶりからも人々の期待の大きさがうかがい知れる。 ミッション・エアリアル・フィルミング 実はSquadrone System社にはビッグマウンテン・スノーボーダーのザビエル・デ・ラ・ルーが共同創設者として事業参画している。昨季『MISSION ANTARCTIC 』『MISSION STEEPS』の二部作を発表したザビエルにとって空撮は「アクションスポーツ・シーンの眺望を表現するうえで重要」だという。「この数年間ヘリコプターやパラモーター、ドローンなど様々な空撮ツールを試すことにエネルギーを注いできた」とプロモーション動画の中で語っている。 南極のような極地でなくとも雪山での撮影には「場所や時間に縛られずに撮影できる軽くてパッキングしやすい機材」が必要とされるが、ザビエルは現状のツールに満足できなかった。それなら自分たちでイノベーションを起こそうと考え、HEXO+の開発に至ったという。 重さ1キロほどのドローンカメラならおよそどんなところへでも持ち運べる。『Into The Mind』(2013)の制作に携わったプロダクションCamp 4 Collectiveのディレクター、レナン・オズトゥルクは「HEXO+ならラジコン・クルーを連れていけない冒険からもストーリーを届けることができる」という。携帯性に優れたドローンは表現の可能性を広げる。 バードビュー・セルフィ 一般スキーヤーにとっては上空からのセルフィ(自分撮り)こそHEXO+の最大の魅力だろう。現状ではアクションカメラでセルフィするには各種マウントを使う必要があり、スキーヤーの動きを制限するうえアングルの自由度も大きくない。ドローンカメラ… Read more